つみたてNISAを10年20年と長期運用した後のお金の使い方

あくまで資産形成は手段であり、将来その資産を有効に使うことが目的なのですから、その取り崩し方を知っておくことも非常に重要です。
将来大きな資産が築けていることを目標に、10年20年とコツコツと積み立てを続けてきた後の仮説の話になります。

証券口座開設から積み立て開始までを投資を「入口」とすると、資産を現金化して使う段階を「出口」と考えます。(一般にその道筋は「出口戦略」と呼ばれます) 
この「出口」をイメージできれば、さらに投資やNISAへの魅力を感じることになるはずです。

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目的に見合った「出口」のイメージ

投資には人それぞれの目的がありますが、逆に言えば目的を決めて投資に参加すべきです。
なぜなら、資産を使うタイミングや使い道は個人の年齢・経済状況・家族構成などにより無数のケースが考えられるため、周囲の情報だけに判断を委ねていると自身に合った有効な活用からは遠ざかってしまうからです。
お金は生きた使い方ができてなんぼであり、決めた目的のためにあらかじめ「出口」を計画しておくことで積み立て後の生活がより豊かになるはずです。

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「積み立て終了」≠「運用終了」

NISAでは非課税運用の最長期間が決められています。

  • (一般)NISA:5年
  • つみたてNISA:20年

例えば「つみたてNISA」で20年間の運用を終え、21年目に入った場合、その資産は全て解約となり現金化を迫られてしまうのでしょうか?

実はそうではありません。

非課税運用期間が終わるとNISA口座から通常の証券口座である「特定口座」に運用益も含めて移されます。
そのまま特定口座内で投資商品を保持しておけば引き続き運用を継続することが可能となるのです。

もちろんここで全部を現金化することも可能ですが、もし投資目的が老後資金であった場合、月々5万から10万円程度の現金が長期的に必要となる状況を考えると、せっかく運用を継続できる仕組みなのですから、何も全額を現金化してしまうことはありません。
必要な額を少しずつ取り崩し、口座に残った商品には引き続きリターンを生み出し続けてもらうというのがかしこい出口のあり方ではないでしょうか。

継続してリターンが生み出せれば、定期的に取り崩しても残った残額がむくむくと膨らみ続けます。
口座残高の減り方は限りなく緩やかになり、より長く生活資金を得続けることができるのです。

NISAでの積み立てが終了したあとも、出来るだけ長く長くお金に働き続けてもらいましょう。

「出口」の王道“4%ルール”

では具体的にどのような方法で引き出していくのでしょうか。

積み立て終了のタイミングでまとまった現金が必要なのであればもちろん全額引き出しという選択肢もありますが、そのような場合を除いては、「計画的に少しずつ」がもう一つの選択肢となります。
その中でも「定率引き出し」と「定額引き出し」という2つの方法があります。

  • 「定率」ではその時の元本のうち決まった率を引き出していく方法
  • 「定額」は積み立て終了時の元本に一定率を掛けた金額を設定しその後は同額をひたすら引き出し続ける方法

どちらを選ぶかは好みによると思いますが、一般に「定率」の方が受け取れる総額は大きくなると言われています。

ではその取り崩し率は何%の設定にするのがよいのでしょうか? 

結論は、過去の様々な研究において株式や債券の想定リターンやインフレ率を考慮した結果から一般に4%ずつ取り崩すのがよいと言われています。
2,000万円の資産があれば初年度は80万円、その後はその年の元本残高に4%を掛けた金額を引き出し続けます。
この方法だと毎年引き出せる金額に変動は起こりますが、長期的に運用資産額が長持ちし、安心して取り崩し続けることが出来ますので、ぜひ参考にしてご自身の「出口」を計画してみてください。

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老後資金のシミュレーション

非常にざっくりですが、投資目的を老後資金とした場合のシミュレーションを行ってみました。

例えば70歳時点で「つみたてNISA」口座に2,000万円があるとします。
毎年4%ずつ引き出し生活資金として活用するとして、引き出した額以外はそのまま口座に残して年利4%で運用を続けたとしましょう。

すると、口座の残高は、

  • 5年後 19,840,511円(5年前との差額159,489円)
  • 10年後 19,682,294円(5年前との差額158,217円)
  • 15年後 19,525,339円(5年前との差額156,955円)

となり、取り崩した金額に対して元本がほとんど減っていないことに気づかれたと思います。
積み立てがストップし、かつ年間一定額を引き出しているにもかかわらず、口座の残高は枯渇せずに残っているのです。
もちろん残高は少しずつ減少していきますが、資産の減少幅は引き出した額よりも緩やかです。
前述の通り、積み立ては終了しても運用は継続されているため、残った資産が継続してリターンを生み出し続けてくれているのです。

年齢とともに体力は衰えても、お金は疲れ知らず。
これが投資の一番の魅力と言えるのではないでしょうか。

お金の苦労はしたくない?現実問題として老後資金はいくら必要なのだろう?

まとめ

投資の魅力、NISAの魅力が、多少なりともお伝えできたかなと思います。

老後2000万円問題などお金についてシニア世代にとっては将来不安がつのることも多いと思いますが、ここで少しでも投資について知っていただくことでお金、経済的な不安の解消のヒントになると思います。

まずはリスクの少ないNISAなどをの活用して資産運用をして見て下さい。

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