投資信託初心者なら「一般NISA」と「つみたてNISA」どちらを選ぶ?

50代のシニアにとってNISAを始めるのは「今からだと遅いのでは?」と諦めてしまう方も多いかもしれません。
しかし今は、人生100年時代到来で投資に遅いなどということはありません。
50代の方なら平均寿命を考えてもこれから30年以上の人生がありますので、経済的な不安を少しでも取り除いて老後を楽しみたいですね。

「こんなお得な制度、使わないと損!」という訳で、今回はこんな世の中だから将来不安を少しでも取り除いておきたいと考える皆さんに必須の投資手法「NISA」をご紹介します。
子供の頃に親世代に教えられた「預貯金崇拝」は限りなくゼロ金利で意味をなさなくなりました。
おまけに増税・年金問題・消費増税・・・ダメ押しにコロナ自粛による経済停滞と、資産運営には厳しい状況です。

しかし、そんな状況の中でも資産形成に役立つ制度、その代表的なものが、NISAという少額投資非課税制度です。

これは使わない手はありませんね。

NISAってなんだろう?

日頃、ある程度の情報に触れている方なら名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
NISAとは少額投資非課税制度のことで、簡単に定義づけると「決められた上限額の中で投資商品を運用でき、運用益が出た場合の税金を免除してくれる制度」なのです。

もともとは英国で1999年に始まった「個人貯蓄口座(Individual Saving Account、略称ISA)」の制度を日本版にアレンジしたものでNIPPON+ISAでNISAとなり2014年からスタートした制度です。
対象となる投資商品には株式や投資信託などがあります。

そのジャンルには株式だけでなく国債やコモディティ(金など)のセット販売商品もあります。

シニア投資初心者のための”長期でこつこつ”「つみたてNISA」

NISAには、一般NISA、つみたてNISAの2種類あることはご存知だと思います。
ではどちらを選択するとよいのでしょうか。
どちらもそれぞれの特徴があるので、どちらが正解でどちらかが不正解ということはないように思います。
しかし結論ありきなら、最長20年間非課税運用が出来る安定の「つみたてNISA」がおすすめです。

NISAは主に2種類

現在、NISAには主に「(一般)NISA」と「つみたてNISA」の2種類があり、基本的に20歳以上の方なら誰でも口座開設できます。
実はもう一つ、「ジュニアNISA」なるものも存在しますが、ここではややこしくなることと既に2023年までで廃止が決まっている制度ですので省きたいと思います。

(一般)NISAは2014年に導入された制度ですが、2018年に「つみたてNISA」が導入されたために、分かりやすく「一般」をつけて区別しています。

MEMO
  • 一般NISA:最長5年非課税運用でき、年間120万円まで投資可能
  • つみたてNISA:最長20年非課税運用でき、年間40万円まで投資可能

(一般)NISA

  • 年間120万円まで投資可能
  • 非課税期間は最長5年間
  • 株や投資信託など幅広く購入でき、積立てによる購入でなくてもOK。(上限額まで一度に購入してもOK。)
  • 比較的短い期間で資産を増やしたい方におすすめ。投資商品のバリエーションが広い分、商品選びには情報収集が必要。それが面白さでもある。

つみたてNISA

  • 年間40万円まで投資可能。月々均等に33,333円ずつ(40万円÷12ケ月)を積み立てるのが基本
  • 非課税期間は最長20年間
  • 購入可能商品は絞られていて、金融庁お墨付きの比較的リスクの低い商品(約160種類)の中から購入
  • 老後資金などを想定して20年間コツコツと積立てるスタイル。商品バリエーションは厳選されているため運用中のわくわく感は今ひとつだが、低リスクな投資で着実な資産形成に向いている
注意
一人が2種類のNISA口座を同時に持つことはで出来ません。始める際はご自身の投資目的や年齢、年間投資可能額などを考慮しどちらの口座が自分に合っているかを考えて選びましょう。

「いくら50代からのスタートでも5年では短すぎるし、20年では長すぎる・・・」と感じられるかもしれませんが、それぞれ運用期間はあくまで「最長」の期間であり積み立てた投資信託などの運用商品はいつでも売却が可能ですので心配はありません。

50代にもおすすめ!「つみたてNISA」の魅力とは?

「つみたてNISA」をおすすめしたい理由は主に3つあります。

  1. 過去の実績から、長期でコツコツ積み立てる方が運用リターンを得やすい。
  2. 50代から20年積み立て終わっても、まだまだ元気な70代。20年運用は50代シニアにとって適切。
  3. 「つみたてNISA」で投資できる商品は金融庁お墨付きの良質な投資信託ばかり。                            

ただ「一般NISA」と比べて年間投資上限額が少額のため、早く一定額の資産を作りたいと考える方には物足りなさを感じるかも知れません。
しかし無数にある株式や投資信託から確実にリターンを得られる商品を選ぶ「一般NISA」は初心者にとっては難しいかも知れません。
またわずか5年では複利の力(投資元本に運用益を上乗せし、さらにその合計額を元本として運用する投資の仕組み)を十分に発揮できない場合もあります。。

これらのことから、初心者の方は尚更「つみたてNISA」がおすすめという結論になるなります。

「つみたてNISA」で投資信託を買おう!投資信託とは? 

では「つみたてNISA」で運用する投資信託とはどのような投資商品なのでしょうか。

例えばトヨタやユニクロなど個別銘柄の株式に対し、投資信託(別名:ファンド)とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品のことを指します。
いわゆる「バランス型投資信託」です。
「バランス型投資信託」の中身のジャンルにもバリエーションがあり、株式をはじめ国債などの債券、金などのコモディティなどがメジャーなジャンルになります。

MEMO
「バランス型投資信託」は、1本で複数の資産に分散投資が可能で、管理もプロにお任せできるといったメリットがあります。

また特徴として、個別銘柄株式であれば最低単位100株(単元株)で購入する必要がある(例えばトヨタ自動車なら1株約8,000円×100株で80万円の投資額が必要で)のに対し、投資信託なら何と最低100円から好きな金額で購入可能です、

また「つみたてNISA」ならそんな投資信託の銘柄のうち、比較的リスクの低い良質な約170銘柄の中から選ぶことができるのです。

少額で始められるということは、投資初心者にとっては手軽に始めやすいですね。

投資信託、選択の「2つ目の軸」とは? 

前述の通り、投資信託には様々な「バランス型投資信託」があります。
株式では「国内株」や米国などの「国際株」、債券にも「国内債券」や「国際債権」、また金や原油などのコモディティや不動産に投資する「REIT(リート)」など豊富な投資先が用意されています。

ここで投資信託のもう一つの選択基準である「インデックス型」と「アクティブ型」についてご紹介しましょう。
難しそうな言葉ですが、考え方は簡単です。

MEMO
  • 「インデックス型」とは、日経平均株価など、特定の指数に連動して価格が動く投資信託
  • 「アクティブ型」とは市場平均よりも良いリターンを狙って詰合せの中身を独自に組み合わせた投資信託

投資する私たちにとってこの2つの違いは「変動の幅」(これがリスクです)となります。
「インデックス型」の変動幅が比較的小さいのに対し「アクティブ型」は比較的値動きの変動幅が大きくなります。

つまり投資信託の銘柄選択は「詰合せジャンル」と「変動の幅」の2軸で選んでいくことになります。

「つみたてNISA」で用意された銘柄の多くは「インデックス型」となっており、長期投資スタイルに合った商品が選べるのです。

まとめ

これがシニア世代、特に投資初心者の方にとって「つみたてNISA」は有効な投資スタイルであるとご理解いただけたと思います。

ここでは個別の投資信託商品の紹介はしていませんが、証券会社のアプリやPCサイトで「つみたてNISA」の銘柄ランキングなど詳しい情報が出ていますので、口座開設が完了したらぜひ一度覗いてみてください。
初めは商品名だけでは分かりにくいかもしれませんが、迷ったらプロにおまかせの「バランス型投資信託」の選択で良いと思います。

まずは慎重にゆっくりと始めて見ましょう。

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